Gone With the Wind (1939) : 風と共に去りぬ

風と共に去りぬ(かぜとともにさりぬ、Gone with the Wind)とは、1939年に公開されたヴィクター・フレミング監督作のアメリカ映画。
原作のマーガレット・ミッチェルの世界的ベストセラー小説『風と共に去りぬ』を映画化。全編で3時間42分という大長編であるにもかかわらず、当時空前の大ヒットを記録した。アカデミー賞の9部門を受賞した。『風と共に去りぬ』(かぜとともにさりぬ、英語: Gone With the Wind)は、マーガレット・ミッチェルの長編時代小説。題名は南北戦争という「風」と共に、当時絶頂にあったアメリカ南部白人たちの貴族文化社会が消え「去った」事を意味する。

南北戦争下のジョージア州アトランタ市を背景に、アイルランド系移民の父と、アメリカ南部のフランス系名家出身の母を持つ気性の激しい南部の女、スカーレット・オハラの半生を、彼女を取り巻く人々ともども、壮大に描いた作品

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Gone With the Wind (1939) / 風と共に去りぬのあらすじ

舞台は奴隷制が残る1860年代のアメリカ南部・ジョージア州。南北戦争の頃である。
アイルランド系移民で一代で成功した農園主の娘、美しいスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)は、自分と同じ上流階級の長身の美青年アシュレー・ウィルクス(レスリー・ハワード)に恋をしていた。だがアシュレーは、アシュレーの従姉妹メラニー(オリヴィア・デ・ハヴァランド)と婚約していた。「12本の樫木屋敷」でのバーベキューパーティーで、2人の結婚を知って愕然としたスカーレットは、癇癪を起こしてアシュレーの屋敷の家具の壺を投げつけて壊す。これを見ていたレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)は、彼女の躍動的な精神に恋をしてしまう。

スカーレットは軽蔑する友人達の陰口を聞き、メラニーへの当て付けのために彼女の兄(チャールズ・ハミルトン)が自分に求婚をするように仕向けた。何も知らないチャールズは、スカーレットの思惑通り、南北戦争の開戦のニューズに沸き立つ中で彼女に求婚、スカーレットは後悔しながらも結局結婚してしまう。しかしチャールズは結婚後間も無く戦場に赴き病死。スカーレットは17歳にしてチャールズとの間にできた長男ウェードを出産して、未亡人となる。

ウェードを連れてアトランタに赴き、ピティパット・ハミルトンとメラニーとの新生活を始めたスカーレットの前に、かつて無頼な行為で社交界から締め出されたレットが、彼女が未亡人になった事を聞いて現れる。スカーレットに自分と似たものを感じるレットは、スカーレットが被る淑女の仮面を取り去り、彼女本来の姿を露にしようとする。またスカーレットも、喪服姿でダンスパーティに参加する等破天荒な行為で周囲の評判を落とす。

そんな中、南軍は北軍に対して苦戦を強いられ、遂にアトランタの陥落も目前となったが、出産を目前に控えたメラニーの看護をしていたスカーレットは、脱出の機会を失ってしまう。進撃する北軍の砲声の中、産後間も無いメラニーとその赤ん坊やウェードを抱えて脱出の機会を失い途方に暮れた彼女は、大嫌いなレットに助けを求める。タラへの帰還を望む彼女を、レットは炎上するアトランタから痩せ馬の馬車で脱出させる。危険地帯を通り抜けた後、レットは自分は軍隊に入るのでこの先は一人で帰るようにとスカーレットに告げる。冗談だと思い笑うスカーレットに情熱的な口付けを残して、彼は南軍の守る前線へと赴く。

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