Now, Voyager (1942) : 情熱の航路

情熱の航路(じょうねつのこうろ、Now, Voyager)は、1942年に製作・公開されたアメリカ映画。
オリーヴ・ヒギンズ・プラウティの小説の映画化で、アーヴィング・ラパーが監督し、ベティ・デイヴィスとポール・ヘンリードが主演した。

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Now, Voyager (1942) / 情熱の航路のストーリー

ボストンの名望家、ヴエール家の娘に生まれたシャーロッテも、その少女時代を専制的な母親と神経病のために不幸に過して来たのであった。しかしジャクイス医師の親切な治療と義姉の聰明な取扱いとによって、今ではほとんど神経病の跡をとどめぬまでに治癒していたので、彼女は許されて初めて漫遊旅行に旅立ったのであった。その船中で彼女はジェリィ・デュランスに逢い2人はやがて激しく愛し合うようになった。しかしながら2人は結婚によってこの愛を完成させることが出来ないのであった。というのは、ジェリィには既に妻があり、シャーロッテと同じように不幸な少女時代を過している神経病の娘さえあったのである。シャーロッテはジェリィと美しく別れて旅から帰ると、間もなくエリオット・リビングストンと婚約をした、けれど彼女にはジェリィへの愛情がたち切れず思いきってエリオットとの婚約を破ってしまった。しかしこのことは彼女の母親を怒らせ、ついに2人の間に激しい口論が起り、その結果シャーロッテの母親のヴェール夫人は心臓マヒで急死してしまった。その悲しみのためシャーロッテは神経発作に再び襲われる身となって、ジャクイス医師の診療所に病を養うことになった。この診療所で計らずも彼女はやはり療養しているジェリィの娘ティナに出逢った。シャーロッテは同病のこの少女に憐みと愛情を傾けるようになって、自分の全快祝はティナを我が家へ伴って帰って、自からこの少女の療養に手を貸した。やがて1人の少女へ注がれる同じ愛情によってジェリィとシャーロッテは以前の激しい情熱を通り越した静かなしかし深い友情によって永久に結ばれることになった。

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